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むしゃくしゃした気持ちが爆発しそうで、飲みかけのビールを思いっきりシンクに投げ捨てる。 飛び散ったビールを浴びて、行き場のないイライラをただ鎮めるしかない。 頭から水を浴びるように、シンクの水道を被った。 無性に結に会いたくなった。 俺は夜中に結の自宅に走った。 ご機嫌ななめだったお姫さまは、呆れてはいたものの俺を受け入れてくれた。 久々に抱き締めた結の感触は堪らなく安心した。 俺は結の存在に救われている。 そんなこと、面と向かっては言えないけれど…
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