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「……確かに、そのような歴史はありまする」
「だろう?とりあえず、京の町と寺や神社の建物のみ改修しよう、京の大工全てに知らせよ」
兵伝えて、大工を集めてもらいました
何をされるのかと、戦々恐々している大工たち
「皆、急に集まってもらってすまない、私は岐阜の竹中重治と申す」
「岐阜の菩薩様!!」
「優鬼半兵衛様!?」
「岐阜の鵺じゃと!?」
「全智の竹中様!!」
次々言われる異名に、私は思わずひきつった笑顔を浮かべてしまった
「皆様、我が殿はそのような異名で呼ばれることを好まれておりませぬ、どうかその辺で」
光秀がフォローしてくれたので、ようやく話が出来ます
「皆、兵に木材を準備させている、銭は出すので京の町の家という家を改修して欲しい、我が竹中の兵も手伝わせるゆえ、引き受けてはもらえぬか?」
数秒の沈黙があり
「「「「喜んで承ります!!」」」」
「注意すべきことは、怪しげな石や札はそのままにすること!京には封じられたモノノケが多数居るし、結界も施されておるからな!」
すっごく青ざめた顔で、頷かれました
京は雅な文化をそのまま残すように、建て直しをします
先ずは寺等を綺麗にし、町の住人を少し寺に住まわせて家を建て替え、家人を戻す
大工たちの手技も流石ですが、うちの兵は暇な時間を見つけて岐阜の大工たちに指導してもらってますからね
戦での砦や開拓で家を建てるのを素早くしたい!ということらしいです
皆勤勉ですよね
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