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「あ、産婆殿…今のやり方は下手すると母子ともに危険だから、最後の手段としてくれ」
「あたしにゃあんなやり方は無理でしょうな」
「あとは頼んだ……私はこの情けない旦那のほうを寝かせてやらねば」
「ふひひっ!そういえば明智様も気絶されておりましたねぇ」
「だな……その光秀の嫁や私の嫁もそろそろだ、頼む」
「全力を尽くします」
清興を担いで侍女に布団の用意をさせて、投げときました
茶々はぐったりしているが、命に別状はなし、赤子は元気な男の子です
雑談室に行って、無事産まれたと報告しときました
そのあと、帰蝶や得も産みましたが、スポンと軽く出てきたそうです
光秀のところは女の子……玉と名付けたそうです
私のほうは男の子、佐之助と名付けました
宗次郎は沖田総司から、佐之助は原田佐之助からです
土方歳三は……好きだからあえてつけません
近藤勇は嫌いです
そして、それぞれの出産祝いに宴会やって
各領地からそれぞれにお祝いがきたので、ありがたく受け取りました
ついでに言えば、光秀はまたしても気絶しましたよ
清興は額を床につける勢いでお礼を言ってきたので困りました
「さて、守る者が増えたことだし、少し本気出そうかな」
とりあえず、長宗我部や島津、大友には弱体化してもらっとこうか
暫くして九州、四国に謎の海賊船が現れ、商船をことごとく襲うのだった
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