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暫くすると、将軍の名代として三好から岐阜を将軍に奉納せよとかワケわからんことが書かれた書状がきました
使者に物凄い笑顔で言ってやりました
「三好家と公方様より売られたものは、竹中半兵衛重治が高値で買い付けて差し上げましょう」
「ヒッ!?っ、で、では、そのように伝えます」
使者はそそくさと逃げて行きました
「丹波!松平と織田に戦の準備と伝えよ!今川と北条は東北への備えを残し岐阜の守りを任せる!…………………調子にのるのも大概にしろよ三好の賊どもが!岐阜を奉納とか笑わせる!」
今、多分悪どい笑みを浮かべてるんだろうな
「三好も松永も叩いて潰す!近江と伊勢に触れを出せ!我が進軍を阻むなら全力を持って滅ぼすと!」
怒って攻めてくるなら罠を仕掛けて潰せるとでも思ったんでしょう
甘いな!
「毎回毎回あの腐れ外道どもが!時がくるまで見過ごしてやっていたこともわからないとはな!私はそこまで優しくないぞ、誰の尾を踏んづけたか思い知らせてやろう」
その様子を見ていた家臣たちは、急いで準備するのと同時に、他国へ触れを出すときは殿が本気で潰すつもりだから邪魔をすると痛い目にあうとそれとなく伝えろと、早馬の兵に頼んだ
「光秀は織田四万の兵で京から三好を追い出せ!清興と秀政はそれぞれ三万で松永を滅ぼせ!海軍は沿岸より城を砲撃!私は家康と松平五万で三好の支城を落としまくる!それぞれ終われば合流せよ!大砲を使う許可を出す!城など木っ端微塵にしてしまえ、岐阜諸将は好きなところを選んでよし!人数は守れよ!」
「「「「ハッ!」」」」
ここまで頑張ってきた私たちの苦労も知らないで奉納せよ?
ふざけんな!ですよ
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