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そして、話を聞いた守は…
「はぁ!?将軍を仏門に入れた!?ということは室町幕府が終わったってこと!?どうすんだよ半兵衛さん!このまま竹中が将軍になるわけ!?」
「帝との会談がうまくいかなければ、それもやむ無しだな」
「………いったい、何を考えてるんですか」
「ふむ…まぁ光秀や輝守には伝えておこうか……私はね、日の本を岐阜のようにしたいんだ」
「は?」
「私は各家を残したが、うまく治められている、武力を残しているにも関わらずだ」
「つまり、戦をするのが馬鹿らしいと思うほど、儲けさせてやれば良いと?」
「光秀正解、土地に合った産業というものは必ずあるものだ、日の本だけで回らぬと言うなら異国から銭を取れ、日の本の全てが発展したなら異国に負けない国になるだろ?そして……異国が攻めてきたなら、残し鍛え続けた兵をまとめ、打ち倒す」
ニンマリ笑ってやった
「勿論、兵たちには訓練として演習もさせるし、賊を駆逐したりさせる……なんなら水軍と海賊退治に出てもいいぞ」
「…………言うは易きことでござりますが」
細川殿は難しい顔をしていた
「だから帝だと言ってるだろう?帝が仕事の出来ない怠惰な方というならば私が将軍になりやらなければならないだろうが、やる気があるならば政を帝の手に戻し、我々はそれを補佐する形で動く……流石に大名たちも帝には逆らわないだろ?」
スパッと帝を利用すると言いました、えぇ、帝の忍が聞いてるなんて知ってます、悩む時間を与えてやるからさっさと報告に帰れ
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