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アスクはユタを睨みつけた。そんな様子に、黒ぶち眼鏡の男は、嬉しそうにする。
「アスク様。こいつに聞いても答えられませんよ」
しかしアスクは、黒ぶち男を無視し、話を再開した。
「『人間からの扱われ方』だ。それだけなんだ」
「よく分かります」とユタが答えた。
本当か?と疑う目付きで、黒ぶち男はユタから顔を背け「ふんっ」と鼻を鳴らした。
「だがしかし!常識を覆(くつがえ)すんだ。
炎は勝つ!水に勝つ!
人間に見せつけてやるのだ。炎は水より強いんだとな。
ヤツらが滅びる日こそ、世界は俺たちゃのものなのだ」
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