君に死んでほしくて…

君のことが大好きで

君のことが愛しくて

君のことが頭から離れない

暇さえあれば、君のことを考える

連絡して

返事がなくて

待ち続けて

死にたくなって

また連絡してみる

たまに返事がきて

生きた心地が体中に染み渡り

喜びに満ち溢れて

返事を送る

君の反応一つに一喜一憂する人生

私をダメ人間にする君は悪人だ

私は私のことが大嫌いで

私のことが憎くて

私自身を殺したいとさえ思っている

暇がなくても、自殺のことを考える

自己嫌悪で死の一歩手前まで辿り着いている私を君は見つけた

ゴミとして社会に棄てられた私を拾いあげ

気もないくせに体良く摘み

飽きたら退屈という名の水槽で泳がせる

これ以上繰り返したら、私が死んでしまう

それでいいと思わなくもないけれど

私の死を何とも思わない君を想像すると

私以外のありとあらゆるものに嫉妬してしまう

世の中の殺人事件はこうして起こるんだなと実感する

死ぬ程度では何も感じないであろう君に振り向いてほしい

ただその一心で

出来損ないの私を褒めてくれそうな気がしてしまう

そんなはずないのに

君に死んでほしくて…

君が死んで

私が死ぬ

私のために

そして、私達のために

君に死んでほしくて…