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東条と堀内嬢を伴った食事会は十二月初旬に決まった。
あれから当日を迎えるまでに組織改革の第一案が相手方の承認を得て、僕は具体的な詰めの作業に入っていた。
各部門へのヒアリング調査は終わっていたので、彼女の会社に出向く必要はさほどない。
彼女と繋がるものを目にしなければ、頭にあの姿が侵入してくる頻度はかなり下がった。
彼女にこだわる自分を認めつつも、まだまだ制御範囲で後戻りできると僕は余裕を取り戻し、契約通りに遂行することを改めて肝に銘じていた。
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