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「はあああー。」
今日も一つ伸びをして、飴玉一つ口に入れて夜の町へ自転車をこぎだした。
といっても、塾から家に帰るだけの15分だ。
某炭酸飲料のしゅわしゅわする飴玉を口の中で転がしながら、自転車をこいでいると前からとぼとぼと人が歩いてきた。
「あの時もそうだったな…」
と俺はこぐ足を止め、あの日のことを思い出していた。
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