第一章・・・

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防衛体制を崩すことのない両国… 両国の軍人たちは、いつ攻撃してくるかわからない地球軍に警戒を解くことはなかった。 ミネルバの艦長に就任したキラは、相手側の要望について他の白服であるイザーク、新しくその階級を得た軍人クレアと共に話し合っていた。 イザークは改良されたナスカ級戦艦ボルテールの、クレアは新型艦エターナル級2番艦トワイライトの艦長であるからだ。  イザーク:奴らの考えが全く見えん。  クレア:わかるのは地球軍は、コーディネーターだけではなく…ナチュラルも全て自分たちの支配下に置きたい…だから両国を潰して置きたいという事だろうな。  キラ:………。 その部屋には三人の部下となる軍人達がいた。  クレア:SEED因子を持つ者を渡せ・・・間違いなくキラ、アスランを狙っている。 キラは、MSで出撃することを控える方がいいだろうな。 奴らはきっと、出撃してきた所を狙うつもりのはずだ。  シン:すみませんクレア隊長、一つよろしいでしょうか。  クレア:何?  ルナマリア:ヤマト隊長を狙っているのは、SEED因子を持っているからだとしても。        他にシン、ラクス様にカガリ代表も狙われるはずではありませんか?  イザーク:馬鹿者、オーブ、そしてこのプラントザフト軍において、前大戦を生き残り、その名を轟かせるほどの力を持つ者とすれば、キラとアスランしかいないに決まっているだろうが。    クレア:裁き、自由の名を持つ剣を振るうに相応しく、その力は最強であり、その姿を見た者は恐怖する………宇宙最強の幼馴染と言う事だからね。  キラ:宇宙最強は言い過ぎだよ・・・  ディアッカ:まぁ事実だからな。幼馴染は否定しないよなお前。   宇宙最強…確かにその通りだとシンやルナマリアはそう感じていた。  『ヤマト隊長』  キラ:何?  『港にアークエンジェルが着艦したとの入電がありました』  イザーク:は!?来るなんて聞いていないぞ!?どういうことだヤマト?  キラ:僕に怒らないでくれる?今行くと伝えてくれる?    『わかりました。』  キラ:シン、ルナマリア、一緒に来て。    両名:は! そういうとキラは二人を連れて港に向かった。  クレア:いつも思うが、来るならアポ取ってから来てほしいものだな。  イザーク:全くだ。
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