戯言

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 私の趣味はいくつもあります。  絵を描くこと、お芝居をすること、歌を歌うこと、ゲームをすること。小さい頃からずっとしているような、すこし馬鹿馬鹿しい趣味もありますが、今回私が話そうとしていることはどれも違います。  突然ですが、貴方は本は好きですか?  それは、小説だけではなく、漫画でも絵本でも、世界中で本と呼ばれるものの中で、貴方の好きなものはありますか?  私は小さい頃から本が好きでした。  幼稚園の頃は、寝る前に必ず、母から絵本を読み聞かせしてもらっていました。そうしないと眠れない子だったのです。  小学生ぐらいになると、誕生日プレゼントは軒並み本になりました。文字は大きいですが、絵本ではなく、小説に触れるようになりました。そこから、私の本への関心は更に深まっていきました。  中学生になってからは、部活が忙しくなって、本に触れる時間が減りましたが、相変わらず時間を見つけては読んだりしていました。  本は自分に無限の扉の鍵を与えてくれます。一つの扉を開けると、その先にはもっとたくさんの扉が広がってるのです。私はそんな本の世界にとりこにさせられました。それは今も同じです。  最近は電子書籍が普及してきていますが、私は未だに紙の本を選びます。  勿論、電子書籍を否定するわけではありませんが、私は個人的に本棚に本を並べたい主義なのです。そして並べた本は、読み終わってからでも、背表紙を見るだけで、その本の世界にいつでも戻ることができます。それが、私の一つの楽しみでもあるのです。
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