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「何でもその勇者、魔力が我ら並みに有るそうで武力も人間の中ではピカイチらしいのですよ。いやー、魔王様の暇つぶしに持って来いですな!!」
ものすごく強いらしいと言うのを理解した魔王は勢いよく扉を開け一言。低く残忍な声で言い放つ。
「始末しろ。」
ソレを聞いた家臣は一瞬恐怖に身を竦め、しかしスグに満面の笑みで
「必ずや、楽しい余興をお見せ致しましょう。」
と答え気合い十分に走り去って行った。
そして魔王はクルリと彼に向きなおり
「マジヤベェ。」
と蒼白な顔で言い放った。
ソレを見た彼がため息をついたのは見るまでもない。
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