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「それでそれで?」「嬉しいなぁ」「すごい!」
など 楽しそうに話を聞いてくれて ゆうちゃんもとっても楽しくお話ができました
「じゃぁ、君は僕達と遊びにきたんだ!」
「何をしよう?」「楽しいぞ」「遊ぼう!!」
話を聴き終えた小さな魚たちはそう言って嬉しそうにゆうちゃんの周りを回りました
そして 誘ってくれたのが嬉しくて ゆうちゃんも元気いっぱいに
「うん!!」
と応えました
ゆうちゃんと小さな魚たちはその青の世界を思いっ切り飛び回りました
亀さんの背中に乗せてもらったり
岩の隙間を縫うように通り過ぎ
グネグネしたものの中でカクレンボをしたり
なんだかとっても楽しくて 体もすごく軽くて
ゆうちゃんはどこまでも どこまでも行けるような気がしました
そのうち他の魚達とも仲良くなって みんなで競争を始めました
みんなとっても早いけれど ゆうちゃんだって負けていません
グングンとスピードを上げて ぐるりと一回転して 綺麗な魚たちとひと踊りして それから
それから・・・・・
「ゆうちゃん、もう帰るわよ」
何かに引っ張られるようにして後ろをむくとそこにはお母さんがいました
気がつくとゆうちゃんはいつの間にかガラスの前にいました
「お母さん あのね 」
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