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ゆうちゃんはいつものように 小鳥さんたちにいいました しかし
「ピチチチッ!!あらあら 嬉しいわ でもダメだよ 早くかえらないと 怖いヘビやフクロウに食べられちゃうもの」
「キュルキュル そんな悲しい顔はしないで大丈夫よまた いっしょにうたいましょう? 」
そう言ってゆうちゃんのまわりをぐるぐる回って小鳥たちは お空へとのぼっていきます
「ピチピチッ!今日のたからはすてきな声のお嬢さんね」
最後に飛び立つ小鳥がそういって ゆうちゃんの手にキラキラひかるたからものをわたしました
「ピチピチッ!すてきな声のお嬢さん」
「キュルキュル 大きな声のお嬢さん」
「ピチピチッ また いつか 一緒に風になりましょう」
そういってことりたちは どこまでも どこまでも飛んでいきました
ことりたちが見えなくなってしまってゆうちゃんは たからものを覗き込みます
キラキラ光るその中に 今日 小鳥たちと歌った素敵な歌がはいっているみたいで ゆうちゃんはゆらゆらと 踊りながら お家に帰りました
次の日 にがてだったひまわり組のおうたの時間 ゆうちゃんはせんせいに上手になったとたくさんほめられます
「あのね 簡単だよ こうして体を動かして 」
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