bigining of the end

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これだけたくさんの血を流せば、詩織はもう生きていないだろう。よく見ると、赤い血の跡がベッドからベランダへと続いていた。詩織は殺されてベランダから突き落とされたのか? そう考えついても、詩織を殺した人間がこの部屋のどこかに潜んでいるのではないかと思って、僕は部屋のドア近くからまだ身動きすることができなかった。
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