bigining of the end

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「誰かいる?」  僕の声は自分でも情けなくなるくらい震えていた。部屋には風の音しかしなかった。もう仕方がない。詩織が何者かに殺されて、僕もそいつに殺されるのではないかという恐怖に怯えながら、ベランダへと向かった。
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