bigining of the end
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僕はベランダの透明な柵の前、途切れた血の跡の上に立ちながら、色々と考えを巡らせていた。もうどうしようもない。この下を見なければ、僕は前へ進めない。心を決めて、柵の手すりを震える手でつかんだ。やっぱり詩織は死ぬべきなのかもしれない。詩織は僕の母さんを殺したのだから。そう思いながら、ゆっくりと柵の上から地面の方を覗きこんだ。
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