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一方、マドカは東口でタクミを待っていた。
が、しかし、何分待っても姿が見えなかったので、ケータイを使おうとした。
すると、なぜか故障しているようで、まったく作動しなかった。
「どうしよう……。困ったな……」
ふと駅前のロータリーの向こうの看板に、
『無料のスマホあります』
彼女は、その看板に向って急いだ。
その頃、西口で彼女を探していたタクミも、ケータイで連絡しようとしたが、使用不能だった。
「参ったな……。東口へ行ってみようかな……?」
ふと見ると、道路の向こうの看板に、
『無料のスマホあります』
彼も、その看板の方に急いだ。
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