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マドカが看板の所に行ってみると、横に路地があり、奥に店舗があった。
そのウインドーには、いくつかのスマホがあり、端に『0円』のスマホがあった。
彼女が入店すると、薄暗い店内に人影は皆無だった。
「あの……誰か……」
すると奥から、陰気そうな女店員が出てきた。
聞くと店員は、そのスマホを出してきて、
「ご覧のように、ボディの虹色が半分しかないんです。でも、性能は変りませんからご心配なく」
使えなくなったケータイをマドカが見せると、店員は預かり、奥へ入った。
マドカ少し不安を感じていた。
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