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タクミも看板の横の路地を入った店舗にいた。
応対していたのは、陰気な男店員だったが、やはり、そのスマホを見せて、
「この様に、ボディの虹色が半分しかないんです。が、性能的には同じですからご心配なく」
タクミも使えなくなったケータイを見せた。
すると店員は預かって、奥へ入っていった。
タクミも、少し心配な気分になっていた。
一方、マドカが不安そうに待っていると、五分ほどして、さっきの女店員が戻ってきた。
「お待たせしました。お預かりしたケータイの情報とデータ、すべてスマホに転送しましたので、今からでもお使いになれます」
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