選ばれた者

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 二人は不思議で訳が分からないまま、駅に戻ると、タクミがマドカに連絡をして、東口で会うことができた。  その後、二人は近くのレストランで食事してから、街並みを見て回りつつ名古屋城を目指した。  平日ということもあって、観光客も少なく、二人は思いのまま城内や公園を楽しみ、入手したスマホで撮影したりした。  夕方近く、予約しておいたホテルにチェック・インした二人は、まず食事した。  そして部屋に戻ると、それぞれのベッドでくつろぎながら、それぞれの友達に電話したりしていた。 『えー? 一人旅?』 「うん、そうよ」 『それで、今どこなの?』 「うふふ……。ひ・み・つ」
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