2人が本棚に入れています
本棚に追加
翌朝が訪れ……
朝日が、ホテルのまったく損傷のない部屋に入り始めた……
タクミとマドカは、それぞれのベッドで目を覚ました。
「あれ……? 夢だったのかな……? 酷(ひど)い地球の光景の……」
「それ、私も見たわよ」
「という事は……」
「夢じゃなかった……?」
その時、タクミのスマホが鳴った。出ると……
『あー、もしもし、僕はニューヨークに住んでるジェフです。君と同じ六月十五日生まれだよ。これから共に頑張ろうぜ』
次に、マドカのスマホが鳴った。出ると……
『えっと、もしもし、私はフランスに住んでるジェニファーです。あなたと同じ六月十五日生まれ。これからお互い頑張りましょうね』
タクミとマドカは、顔を見合わせた。
最初のコメントを投稿しよう!