第2章 白雪姫とシンデレラ

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もしかしてコレがさっき言ってた『第三者の作業協力』なのではないか? もしそうならコレに答えないといつまでたっても拷問(魔法?)は終わらないのではないか? と。 仕方がない……こんな事をいつまでも続けていては二人ともいたたまれない、やるしかないんだ……覚悟を決めた王妃はありったけの勇気を振り絞り、羞恥心のほとんどを奥底に押しやると、 「……パ、パワー」 消え入りそうな声で答えた。 同時に全身鳥肌が立つ。 パッと顔を上げ救われた表情を見せるフェアリーゴッドマザー。 そして間髪入れずに、 『ラブリーなのはぁぁぁ?』 「……フェ……フェアリー」 さらに消えかかる声、すごい棒読み、でも言った。 フェアリーゴッドマザーは王妃が答えてくれたことで、それ以上『セイセイ』言うことは無くなり、かわりに激しく巨体を揺すり、ウィンクしながらくるっと一回転すると、左手を軍隊の敬礼のように額にかざし小首を傾げた。 その一連の動作にいたたまれない気分の王妃。 『ラブリーフェアリーマジカルフォーーーーーーーッ!! 割れたコップよ、豪奢でおっきな花瓶にーな・ぁ・れ!』     
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