第一章 森に埋めた思い出

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「茶、出してきました」 「よろしい」  俺は、今度は媒体をしながら、新しい端末を箱から出してベッドの下に置いた。 この機械は、遠見を起き上がらせるものであった。 やはり、首だけ動かしていたら、床ずれができてしまう。 周期的に、身体も動かした方がいい。  それと、マッサージ機能も付けた。 足に僅かな電気を流し、筋肉を動かす。これで、血流も良くなる筈であった。 このマッサージ機は、市販のものを使用し改良はしていない、正規の医療器であった。 ただ、操作には機械を足し、遠見が自分で操作できるようになっている。
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