第一章 森に埋めた思い出

3/24
前へ
/500ページ
次へ
「慶松は?」  二人が厨房を指差していた。  厨房を覗くと慶松は、せっせと配達の注文の品を作っていた。 「請けてしまったものはしょうがないよね。次からは止めてね」  西田が請けてしまった注文は、餃子二十皿と、野菜炒め三人前、 チャーシュー2キログラムであった。 流石に西田も、ラーメンの出前は断っていた。 「すいませんでした!」  西田が深く頭を下げた。
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

275人が本棚に入れています
本棚に追加