面白半分の話にゃん

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面白半分の話にゃん

「半分とは、一つのモノを真っ二つに分けた、その片っ方をいうのわん」 「にゃ、にゃんという見解にゃあ!  そこまで見抜くにゃんて。ミーにゃん、あんたは村一番の天才にゃあ!  どぉこの大学の試験を受けたとしてもにゃ。きぃっと、一発で合格にゃん!」 「ふふん。それほどでも……あるわん」 「にゃら、『面白半分でやった』はどうにゃん?」 「面白半分?  ミアンも変なことを思いつくわん。  そうねぇ。『真剣』と『面白い』とが半分ずつ、ってことじゃない?」 「にゃあるほどにゃあ。『苦労してやった』ってことにゃん」 「えっ。どうしてそうなるのわん?」 「にゃって半分というからには、  おんにゃじ分でにゃければにゃらにゃいのにゃろ?  にゃから、どうやって正確に調節したのかにゃあ、って。  さぞかし悩み、苦しんにゃのにゃろうにゃあ。  その苦労話、是非とも聴かせて欲しいものにゃん」 「そうかぁ。  アタシはてっきり、『ふざけてやった』ぐらいの意味だとばかり」 「にゃはははっ。  またまたミーにゃんったらぁ。冗談はにゃしにゃよぉ。  にゃはははっ」 「…………そうそう。きゃはははっ。冗談なのわん。きゃはははっ。  ねぇ、イオラ」 「ちょ、ちょっと待って。  実はね。今の今になって緊急の用事が出来ちゃったの。  だから、あとでね。それじゃあ、行ってきまぁす」  たったったったったっ!
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