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あれから月日は瞬く間に過ぎ、8年。
中学時代の甘く・切なく・ほろ苦い初恋の事なんて
何時の間にか綺麗さっぱり忘却の彼方へ押しやり、
ボクはすっかりやさぐれた大人の1人になって
しまった。
(未だに見てくれだけは中学生だと言われるが)
*** *** ***
全く勝算のない賭けポーカーに挑んだ結果 ――、
―― 今、ボクは男2人がかりで攻められている。
1人は後ろでもう1人がお口。
「はぁ はぁ はぁ……ちょっ、マジ、
お前らしつこい ――っ」
「オラ、マモちゃ~ん? 可愛いお口がお留守に
なってるぜ」
問答無用で喉奥までナニを突っ込まれれば、
あまりの苦しさに思わずえずく。
「グへッ……!」
「アホっ、そんなに締め付けるな ――っ、
やべ、イク……っ」
次の瞬間、もうすっかり慣れてしまった
生暖かい感覚が下半身に広がった。
中出し、されたんだ。
「ばかやろっ! てめ、ふざけんなよ。
ナカには出さないって約束だろ」
「ごちゃごちゃうるせぇーな。孕む訳じゃなし、
ケチケチすんなって」
口担当の野朗もペースが上がってきた。
「オラっ、こっちもイクぞ」
こっちのバカには無理やり後頭部を押さえつけられ
全部出し切るまで解放してはもらえなかった。
おかげで飲みたくもない野朗のもんを
しこたま飲まされてしまった。
「ゲッホ ゲホ……ったく、どいつもこいつも……
ざけんじゃねぇよ……」
「文句は賭けで勝ってから言いな」
「へへへ、そーゆう事。お前、マジ売りする気ぃねぇ
のか? お前にならいくらでも上客紹介するぜ?」
ボクはさっさと身支度を整えてこの雀荘を後にした。
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