誰か

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その誰かとは、まぎれもなく俺の父であることは間違えないのだけれど、 もう俺の中では『誰か』にすぎない人になってしまっているのも間違いない。 そのころ俺はまだ小さくて、流れ星というのを真剣に見たことが一度もなかった。
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