episode218 無情の戒め ①

2/30
前へ
/30ページ
次へ
突き刺さったままのチューブを抜いてやると 大手を振って僕をベッドに押し倒し 「こう……ですか……?」 「もっと――胸に抱え込むようにして左右に広げろ」 「そんなっ……イヤ……!」 ただでさえ 卑猥なボンテージ姿で萎縮していると言うのに。 「できない?できなきゃこいつは抜けないな」 とても普通の神経じゃ耐えられない 恥ずかしい恰好を強要する。 「……だって……そんなの……」 「恥ずかしい?」 「……はい」 「だろうな。だとしても――」 征司は同情的な眼差しで 僕を見下ろしはしたものの。 「そうしなきゃヒリヒリしたの突っ込んだまんまだぞ?」 剥き出しの胸の突起に 息を吹きかけながら 「困るだろ?」 わざと焦らすように言った。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

135人が本棚に入れています
本棚に追加