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 少女と女性は先ほど見せた超次元の攻撃能力の他に、自分たちが破壊してしまったものを復元する能力も持っていたようだ。  2人の超能力のようなものにより、家やその周囲の被害状況は一分もしないうちに元通りとなった。  しかしそれにはかなりの労力を使うようで、修復が終わった後、2人は非常に疲弊し切っていた。  俺は今まで2人の話を断片的に聞いていたところによると、どうやら俺の立場の方が上であることが理解できたので、絶対に暴れないという約束のもと、直った部屋の隅から座布団を3枚取り出し、疲れている2人に部屋で座らせた。  俺は落ち着いたところで、へたり込む2人の前で自分の座布団に正座をして、口を開く。 「それで、あの、俺。まだ全然状況が理解できていないんで、いくつか質問させてもらって良いですか?」 〔あ、はい。あの、どうぞ〕  少女は礼儀正しく座り直し、俺と対面する。  女性の方は、体勢を崩しながら、むしろ寝そべり、より色気を出すようにポーズを取りながら、答える。 〔好きに質問していただいで構わないわよ。なんなら「経験豊富なんですか?」とか「3サイズいくつですか」とかでも全然OKよ〕  そんな質問しねぇよ。  俺は2人から同意を得られたので、わからないことを順に尋ねていく。 「まず、あなたたちは人間じゃないですよね? 何ですか?」 〔わたしは天界に住む天使です〕 〔私は魔界に住む悪魔よ〕  ……なんだこれは?
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