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彼女の理子と、一緒に行ったライブ。 全然興味なかったバンドに ハマった。 ハマったっていう表現は 本当は好きではないけれど、 そう言うしかない。 あの日、彼を見て、 僕は、彼のことしか 考えられないくらいに、 夢中になっている。 理子は、そんな僕を 睨むように見ている。 僕らはずっと順風満帆だったから。 理子にとっての僕は 完璧な彼氏で、理想の旦那だったから。 予定も理想も消え失せた。 彼女には、悪いことをしたとおもう。 でも、
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