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(2時間後……)
「ただいま、あ~疲れた疲れた。」
バイトから加藤が帰ってきた。
「まじで疲れたわ~、」
お前の疲れたは聞いていない……今聞きたいのは、
僕のプリンについてだ。
「あれ?風呂沸いてないの?まじか~」
軽い感じで話す加藤からは、罪悪感というものは感じられない 。不倫がバレた妻子もちの男くらい落ち込まれると嘘臭いが少しくらいは落ち込んでいてほしかった。
「おかえり~ とりあえず加藤座ろっか?」
「え~何でだよ~」
「いいから、座って!」
加藤を赤いソファーに座らせた。僕は加藤に対面するようにソファーの前の小さな椅子に座った。
「じゃあ……始めよっか!」
僕の僕による僕のための事情聴取が今、始まる!
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