第1章

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「お疲れ様で~す、横いいですか?」 俺に声をかけてきたのは20歳前後の小麦色に日焼けした金髪ギャルだ ここのアルバイトで、こうやってたまに話かけてくる 見た目とは違い、意外とまともな日本語を使ってくるところに好感がもてるので俺も嫌な気はしない 俺は横にずれてスペースを作る 「アザっす、今日はちょっと早いですね」 ギャルはタバコに火を着けて横に座る 「ああ、たまには早く帰りたいからな」 俺の返事にギャルは首を傾げる
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