釣り好きの男

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 ある街の、ぼろアパートに、吉田(19)という男の学生が住んでいた。  その隣室に住んでいた松本(19)という男も学生だった。  二人は釣り好きで、時間があれば釣りに出掛けていた。 「おー、吉田、明日も行くか? 釣り」 「おー、もちろん」  そして明朝、予定どおり松本の運転で釣りに出掛けた。  やがて定番にしている場所に着くと、松本は、 「おー、天気よくって、絶好の釣り日和(びより)だなー!」 「じゃオレ、コンビニで昼食の弁当を買ってくるよ」
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