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ジリジリ…。
距離を広げようとする女と、
縮めようとする男。
先程の喘ぎ声で、
きっと周囲にはバレているはず。
だがしかし、断るッ!!
立て膝でちゅぷちゅぷと自分の指を舐め、
まるで外科手術でもするかのように
スタンバイしているナカダ氏。
その目を真正面から睨み、
脚をクロスさせて必死に抵抗する私。
「なあ、もう観念しろって」
「だ、だって絶対に聞かれてるもんッ。
私にも羞恥心くらいあるんですからねッ」
『だったらどうした』と彼は言う。
『これから毎日こうだぞ』とも。
「ていうかさ、
あいつら今まで俺の警護してたんだぞ。
どんだけの濡れ場を見たと思って…」
てん、てん、てん、からの、
カチコ~ン。
空気が凍った。
…いえ、分かってましたけどね。
ついこの前まで処女だった私とは違い、
そりゃもう華麗なる女性遍歴でしょうし。
わ、分かってるんですけどね。
「…リーナ?リナちゃん?
もしかして妬いてんのか?」
返事代わりに
無言で彼の股間へと手を伸ばし、
見ようによってはチンアナゴに
見えないこともないソレをむんずと掴む。
「な、なに?一体どうした??」
「もうコレ、私以外に接触禁止です」
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