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……
その3時間後。
カオルとレミが戻って来て、
居間で合流する。
な、なんだろう、この違和感。
明らかにレミの話量が少ない。
当社比では10%程度に抑えられ、
『はい』と『いいえ』しか発しない。
そのレミに黄色がビッタリとくっつき、
必死で話し掛けている。
カオルもその隣から動こうとしないので、
まるでレミを奪い合っているかのようだ。
でもカオルは執筆意欲が無くなるから、
誰とも付き合わないんだよね?
いかにもチャラそうな黄色と、
本気の恋愛はしないカオル。
「俺もお邪魔するよ」
更にモテ男の太一さんまで加わり、
レミの真正面に腰を下ろす。
だ、大丈夫なのかレミ??
姉である私がこんなに心配しているのに、
呑気な声が後頭部辺りから聞こえてきた。
「はァ、はァ…。
レミちゃん、モテ期なのかもな」
はァはァじゃないしッ。
スイッチが入ったままのナカダ氏は、
事後である今も盛りのついたオス状態で。
胡坐をかいたその股ぐらに私を座らせ、
背後から体をまさぐっている。
な、何なのコレ、
羞恥プレイを極めようとしてるワケ?!
こ、こらっ、
そんなところを触るなああッ!!
…ぜえぜえ。
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