11.ラブ・スタンバイ

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…… その3時間後。 カオルとレミが戻って来て、 居間で合流する。 な、なんだろう、この違和感。 明らかにレミの話量が少ない。 当社比では10%程度に抑えられ、 『はい』と『いいえ』しか発しない。 そのレミに黄色がビッタリとくっつき、 必死で話し掛けている。 カオルもその隣から動こうとしないので、 まるでレミを奪い合っているかのようだ。 でもカオルは執筆意欲が無くなるから、 誰とも付き合わないんだよね? いかにもチャラそうな黄色と、 本気の恋愛はしないカオル。 「俺もお邪魔するよ」 更にモテ男の太一さんまで加わり、 レミの真正面に腰を下ろす。 だ、大丈夫なのかレミ?? 姉である私がこんなに心配しているのに、 呑気な声が後頭部辺りから聞こえてきた。 「はァ、はァ…。 レミちゃん、モテ期なのかもな」 はァはァじゃないしッ。 スイッチが入ったままのナカダ氏は、 事後である今も盛りのついたオス状態で。 胡坐をかいたその股ぐらに私を座らせ、 背後から体をまさぐっている。 な、何なのコレ、 羞恥プレイを極めようとしてるワケ?! こ、こらっ、 そんなところを触るなああッ!! …ぜえぜえ。
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