11.ラブ・スタンバイ

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…そんなワケで再びナカダ氏の自室へ。 居間でするのが嫌だっただけで、 2人きりなら別に抵抗は無い。 というか、ウエルカムだ。 あちこち解された体が、 もう蕩けそうになっている。 パシイッ! 勢いよく襖を閉めた途端、 敷きっぱなしだった布団に私を押し倒し、 驚きの速さで全裸になるナカダ氏。 しかし私は脱がされない。 彼いわく着衣のままの方が もどかしくて燃えるらしい。 チンアナゴは相変わらず元気で、 そのお腹にくっつきそうなほど 反り返っている。 パシイッ! ぬめぬめと舌を絡ませたその瞬間、 いきなり誰かが襖を開けた。 呆然とする私を無視して、 ナカダ氏はぬめぬめを続行する。 「集中しろ、リナ…」 「ん、ああっ」 コクコクと頷きながらも コッソリと誰なのかを確かめる。 ナカダ氏の顔が邪魔で見えないが、 目の端に映るソレは薄っすらと黄色い。 …黄色(※本名:福山)だな。 するとこんな状況なのに、 きゃつは平気で話し掛けてくるのだ。 「なあ、レミちゃんって彼氏いるのかな」
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