ずっと、僕の傍にいて

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11日か……。 もうすぐじゃないか。 焦げの渋味をお茶で流し込みながら頭の中でカレンダーをめくる。 奈都をどうする? 奈都は僕の部屋で寝ているので、部屋数は問題ない。 ただ、奈都の存在が弟から親に伝われば、事が大きくなるのは確実だ。 彼女が自宅に帰っても、浴室や家の至るところにある奈都アイテムで存在はばれる。 弟は鈍感だが、あの嫁はごまかせまい。 切れ者の義妹の顔を思い浮かべ、ややうんざりする。
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