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今は何時頃だろう……?
激しい息が収まると、首を持ち上げてヘッドボードの時刻表示を探した。
まだ快感が脳を支配して思考が霞んでいたが、時刻を目にした時は、さすがに自分に呆れた。
ちょっと夢中になりすぎたか。
あれから“じっくり焦らして導く次回”をそのまま続けてやったりしていたせいで、今、彼女は瀕死状態だ。
僕の緩んだ腕の下で、小さな背中はまだ荒い息が収まらないままシーツにぐったりと沈みこんでいる。
最初に達した時、彼女はそれまで経験がなかったらしく、自分の様に“みっともない”と半泣きになった。
でも、そこからはさらに火のついた僕のせいで、恥ずかしがっている余裕はなかったようだ。
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