夏休みの、ある午後……

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 夏休みのある日……    その日は、昼頃から曇りがちだった。  やがて午後三時頃から雷が鳴り出した。  学生の圭子は、マンションの五階にある自宅のベランダで、時々白く光る雷を見ていた。 「なーんか、こっちに近付いてる感じ……」  その時、圭子の頭に雷が落ちた。 「キャ――!!」  が、なぜか死なず、彼女は気絶しただけだった。
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