大和の想い #3

2/39
前へ
/39ページ
次へ
 すると、美姫の躰が強張り、ふるりと震えた。  美姫......  抱きたい気持ちはあるが、強要したくない。  それに、もし......  あいつへの想いで迷いがあるなら......  「ほんとに......   いいのか?」  そう確認した俺に、美姫が手を伸ばして俺の頬を包み込み、優しく頷いた。  後悔、なんてさせねぇ。  俺の腕の中で女になれ、美姫……    俺が美姫の初めての男になる。  美姫の美しい肌に触れ、秘密の扉を開けるのは自分なのだと思うと興奮で昂った。  
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

110人が本棚に入れています
本棚に追加