思い知らせて...... #2

1/8
123人が本棚に入れています
本棚に追加
/35

思い知らせて...... #2

 「もともとは来栖財閥会長である貴女のお祖父様が、ピアニストであった私の母の為に建てたそうなのですが……   私があの人から唯一譲り受けた遺産です」  「そう、だったんですね……」  美姫は、秀一が『父』と呼ばず、『貴女のお祖父様』『あの人』と呼んでいることに、秀一と美姫の祖父との間に大きな隔たりを感じて寂しくなった。    私が生まれる前に亡くなってしまったお祖父様。  秀一さんだけでなく、お父様もお祖父様のことは話してくださらない。  一体、どんな過去があったのだろう......
/35

最初のコメントを投稿しよう!