とろけるキスを君の心に 後編

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紫音の反った喉が無防備にさらされ、片方の太ももにぐるりと紅い珠を連ねた脚が、ふくらはぎの半ばまで浮いては沈む。 ちゃぷ、ちゃぷん。 下半身がままならないのか、紫音は脚を閉じられないようだった。 背後に立って真上から見下ろす光稀には、紫音の脚の間がどうなっているのか、よく見える。 口を塞いだ指とは反対の手をそこに向かって伸ばしたら、察した紫音が身をよじった。 「や、・・・・あ、んっ」 いきなりは怖がらせるかとも思ったけど、止められない。 やんわりと握りこんだだけで固くしこるのを感じた。もっと感じてほしくて、揉み込むように強弱をつけて刺激する。 「あ、あ・・・っ」 背中をしならせて、紫音が喘ぐ。 潤んだ瞳で助けを求めるように光稀を見上げてきた。 「気持ちいい?」 返事を聞きたくて口から指を抜く。
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