とろけるキスを君の心に 後編

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光稀は帰路の途中で買い揃えたシンプルなシャツとジーンズを脱ぎ捨てた。 膨らみを紫音の背中に押しつけて、昂りを逃がす。 は、と熱い息がもれた。 「んん、光稀、やっぱりもうやだ。これ以上は、君になんて思われるか・・・」 上半身をよじった紫音が首にしがみついてきて、光稀は握ってたものから一旦手をはなした。タイルに膝をついて抱き返してやる。 神魔の190㎝はありそうな長身は、紫音の華奢な裸身をすっぽりと包みこめた。 「浮気とか言ったのを気にしてんのか?」 「ん、・・・俺、こんなやらしくて、幻滅されたり引かれるのが怖い。ーーー 君に少しも嫌われたくないから」 くすぐったくなるような答えに照れてしまい、ヘヘッと頬がゆるむ。 「何言ってんだ。俺のがよっぽどエロくて怒られそうなこと考えてるよ」 紫音の肩がぴくっと揺れた。
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