とろけるキスを君の心に 後編

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ーーーーーー 「足、開いて」 ベッドの上で足首を握って左右に割り開いたら、紫音はそれだけで息も絶え絶えに喘いだ。 「あ、あ・・・・っ」 「さっきは途中になっちゃったからな、パクッといくぞー」 「や、ダメ、お願いだから待ってよ」 「いやいや、あんたのここが元気いっぱいで俺のこと待ち構えてるからな。待たせちゃ悪いだろ」 能天気に答えたら、思いのほか紫音の表情が強張った。 「もうっ、ほんとにもう! ・・・知らないから。俺がどんなふうになっても嫌わないでよ」 腕で顔を隠して言う紫音が本当に不安そうで、光稀はパクリといくのを後回しにした。 「紫音」 そっと腕をどけてやり、潤んだ瞳を見下ろす。
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