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「足、開いて」
ベッドの上で足首を握って左右に割り開いたら、紫音はそれだけで息も絶え絶えに喘いだ。
「あ、あ・・・・っ」
「さっきは途中になっちゃったからな、パクッといくぞー」
「や、ダメ、お願いだから待ってよ」
「いやいや、あんたのここが元気いっぱいで俺のこと待ち構えてるからな。待たせちゃ悪いだろ」
能天気に答えたら、思いのほか紫音の表情が強張った。
「もうっ、ほんとにもう! ・・・知らないから。俺がどんなふうになっても嫌わないでよ」
腕で顔を隠して言う紫音が本当に不安そうで、光稀はパクリといくのを後回しにした。
「紫音」
そっと腕をどけてやり、潤んだ瞳を見下ろす。
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