吐息のささやき 嵐の夜
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吐息のささやき 嵐の夜
「ん・・・・っ」
紫音
(
しおん
)
が小さく喘いで、寝がえりをうつ。 いつの間にか、指先で紫音の柔らかい唇をなぞっていた
光稀
(
こうき
)
は、我に返って飛び離れた。 (あ、あぶな・・・っ! 俺また理性がぶっ飛ぶところだった!)
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