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薫子は泣きじゃくりながらも、言葉を繋いだ。
「ック...ウヴッ......おな、がに......ック...あか、ちゃ......
......ッグ...ゆ、の......赤、ちゃん...ックが......ヒクッ...ウッ」
悠の、赤ちゃんが!?
美姫は驚きのあまり、不意にみぞおちを突かれたかのように声を出すことが出来なかった。
ま、さか...そんなこと......
あの慎重で思慮深く、薫子のことを思いやる悠が避妊せずに事に至っていたとは、美姫には考えられなかった。
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