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本当に、妊娠...してるの!?
こわごわ薫子のお腹を見下ろすと、ふわっとしたワンピースを着ているため分かりにくかったが、心なしか膨らんでいる気がする。
いや、そうでなくとも薫子の口ぶりからして、もう既に妊娠していることは確実なのだろう。
「悠......は、
このことは、知って......?」
薫子の態度からして良い答えが返ってくるとは思えず、美姫の質問は尻切れな形になってしまった。
「ッグ......ウッウッ......」
薫子は激しく首を振った。
美姫の口から、大きな溜息が漏れる。
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