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条件 #2
ひろ兄は、なぜか笑顔のままだ。
「大和ー、お前まだそんな純粋な気持ちでいられるの、可愛いな。
お前はそのままでいろよ」
そう言って、頭を撫でてくる。
「な、なんだよ、ひろ兄」
そしたら、なぜか大兄まで加わってきて頭を撫でてきた。
「ちょっ、やめろって......」
なんなんだ、兄貴たち。
「確かにな。
俺は、お前が政治家への道を歩まずに済んでホッとしてる。
それに、来栖誠一郎氏になら、お前のことを安心して託せるしな」
大兄......
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