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「大和のご両親とお話する時は緊張したけど、結婚を認めてもらえて嬉しかったし。
何より、その後大和のお母様がよくして下さったからよかった......」
「いやいや......お袋に付き合わされんの、大変だったろ」
同情するように言った俺に、美姫は楽しそうに笑ってみせた。
「そんな!全然そんなことないよ。
お座敷遊びも楽しかったし。
大和、パンツ一枚になってたね......ふふっ」
「なっ!
あれは、兄貴達が思いっきり飲ませるから反射神経が鈍って......」
焦って言い訳しながらも、美姫の笑顔に思わず目が奪われた。
そういや、最近美姫と会う時は、こいつが辛い時ばっかで......
まともに笑ってるとこなんて見るの、久しぶりだ。
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